これだけ読めばわかる 【自動操舵システム入門書】 > 自動操舵システムなんでも質問BOX > 自動操舵システムで夜間農作業を効率化できる?

自動操舵システムで夜間農作業を効率化できる?

水稲や畑作の繁忙期、日中だけでは作業が追いつかない場面は少なくありません。自動操舵システムを導入すれば、夜間作業でも目印なしで高精度な直進走行が可能です。暗い圃場でハンドル操作に集中し続ける負担から解放され、作業時間の大幅な拡大が見込めます。

自動操舵システムが夜間作業を変える理由

自動操舵システムは、GNSS(衛星測位システム)で機体の位置情報をリアルタイムに取得します。従来のように条端に目印やマーカーを設置する必要がなく、暗所でもモニター上で作業軌跡を確認しながら正確に直進できます。

代かきや播種のように作業跡が見えづらい工程でも、自動位置合わせにより重複作業を防止できます。夜間作業で視界が限られる状況ほど、この仕組みの効果は大きくなります。

夜間作業で得られる具体的なメリット

作業時間の拡大と適期作業の確保

夜間に耕起や代かきを進められると、日中の好天時間帯を播種や防除など別の作業に充てられます。晴天日を最大限に活用し、適期を逃さない作業スケジュールが組めるようになります。

繁忙期は天候に左右されやすく、限られた好条件の日を有効に使えるかが収量に直結します。夜間作業の選択肢が加わることで、スケジュール全体にゆとりが生まれます。

疲労軽減とハンズフリーによる安全性

自動操舵はハンドル操作を自動化し、直進作業中は手放しで走行できます。暗所でハンドルに集中し続ける必要がなく、作業機の状態確認に注力できるため、長時間の夜間作業でも疲労を抑えられます。

導入ユーザーからは「夫婦でトラクターを使った農作業が可能になった」「疲労が軽減し、他の作業に体力を回せるようになった」といった声が寄せられています。家族経営で人手が限られる農家にとって、省力化の手段としても有効です。

夜間作業を支える自動操舵の主な機能

GNSS測位と高精度補正技術

自動操舵システムは複数の衛星から位置情報を取得し、RTK補正を加えることでセンチメートル単位の精度を実現します。準天頂衛星みちびきのCLAS補正にも対応しており、通信環境が不安定な中山間地域でも高精度な測位が期待できます。

低速走行でも安定する直進性能

一部の製品ではアンテナを2基搭載することで走行方向を正確に検出し、0.1km/hの超低速でも直進性能を維持します。夜間は慎重なペースで作業を進める場面が多いものの、速度に関係なく精度が保たれる点も大きな利点です。

導入前に確認しておきたいポイント

自動操舵システムは複数メーカーのトラクターに取り付けが可能で、1台のシステムを複数の機械で使い回せます。操作画面は日本語対応で、リモートサポートが利用できる製品もあるため、導入後のトラブル対応も見据えた選定が可能です。

経験の浅いオペレーターでも熟練者と同等の直進作業が行える点は、家族での共同利用や新規就農者の参加を想定する農家に適しています。導入前に対応トラクターの機種やサポート体制を確認しておくとスムーズです。

まとめ

自動操舵システムは、GNSS測位とハンズフリー操作によって夜間作業の安全性・精度・効率を高める技術です。繁忙期に昼夜を通じた作業体制を構築でき、適期作業の確保と疲労軽減を両立できます。

省力化や作業時間の拡大を求める農家にとって、有力な選択肢の一つです。具体的な導入効果を見極めるため、製品ごとの機能や対応トラクターの情報を比較検討してみてください。

THREE SELECTIONS
【目的別】
おすすめの
自動操舵システム3選
自社農園に合った自動操舵システムを選定するには、利用目的をはっきりさせましょう。
「広い圃場での作業スピードを向上させたい」「作業計画の管理を効率化したい」「初心者にも操縦を任せたい」といった目的ごとに自動操舵システムを紹介しますので、製品選びの参考にしてください。
広い圃場での高速作業
高速稼働と安定した通信
ストレスなく作業できる
ALLYNAV
ALLYNAV
画像引用元:AllynavAG公式HP
(https://www.rc-AllyNav-AG.com/product_info.php/cPath/1343/products_id/22773)
こんな課題を持つ方におすすめ
  • 広大な土地で適期作業が遅れる可能性がある
  • ガイダンスシステムの画面が停止し、作業が途中で止まる
おすすめの理由
  • 業界トップクラスの35km/hの速度で、広範囲の作業を迅速に完了。時期を逃せない重要な収穫作業でも、納期遅れのリスクを回避
  • 通信が不安定になりがちな防風林や建物近くの圃場でも、ネット環境に依存しない補正情報システムの利用で安定稼働を実現
料金
847,000円(税込)~

代理店公式HPから
問い合わせる

代理店AllynavAGに
電話で問い合わせる

農場管理の効率化
データを活用し
資材・コストのムダを減らせる
FJDynamics
FJDynamics
画像引用元:FAG公式HP
(https://www.fagcorp.com/product/fjdat2max農機自動操舵システム)
こんな課題を持つ方におすすめ
  • 作業計画や記録に時間と手間がかかる
  • 重複散布などで肥料等の資材を無駄に使っている
おすすめの理由
  • 複数台の農機の状態・作業記録をリアルタイムで可視化。位置情報と作業記録の一元管理により、無駄な作業の改善が進められる
  • 肥料の施肥量や機械ごとの作業データを蓄積。データに基づく散布量の自動調整で資材ロスを削減
料金
1,045,000円(税込)~

代理店公式HPから
問い合わせる

代理店FAGに
電話で問い合わせる

操縦者の固定化防止
ミスが起きにくい設計で
超初心者でも扱える
トプコン
トプコン
画像引用元:トプコン公式HP
(https://www.topconpositioning.asia/jp/ja/products/brand/topcon/xc1xr1-xc1plusxr1/)
こんな課題を持つ方におすすめ
  • 新人指導や設定に時間がかかり、作業準備が進まない
  • 経験差で仕上がりにムラが出る
おすすめの理由
  • 登録圃場に到着するだけで、必要なデータを自動表示。新人への複雑な設定指導が不要となり、すぐに作業を始められる
  • アシスタントボタンで自動操舵の開始や停止、ライン修正などをワンタッチで操作できる。 熟練度に関わらず操作ミスを防ぎ、安定した作業が可能
料金
公式HPに記載なし

公式HPから
問い合わせる

トプコンに電話で
問い合わせる

※2025年8月29日調査時点。Googleで「自動操舵システム」と検索した結果の100位以内の公式HPの中から、日本国内で公表されているメーカーによる自動操舵システムの14製品の稼働速度を比較した最速値。IMUなどのオプション機能での速度も含む(編集チーム調べ)

3大メーカーがまるわかり
機能早見表
▼横にスクロールできます▼
ALLYNAV

代理店公式HP

電話で問合せる

FJDynamics

代理店公式HP

電話で問合せる

トプコン

公式HP

電話で問合せる

製品名 AllyNav AF305/AF718 自動操舵システム FJD農機自動操舵システム XD/AGS-2-SET・AES-35
初期費用 847,000円(税込)~ 1,045,000円(税込)~ 記載なし
補正情報精度 ≤±2.5cm ≤±2.5cm ±2~3cm
速度 0.1~35km/h※デュアルIMUの場合 0.7km~12km/h
(オプション:0.1km/h~)
0.1km/h~25km/h
機能をもっと見る
ALLYNAV
FJDynamics
トプコン
対応可能経路 ターン、直線、カーブ、曲線、Uターン、ピボット、90° 直線、ピボット、平行カーブ、自動ターンA+ライン 直進、枕地旋回、0.5m~小旋回性能(オプション)
オプション ・リモコン&ハンドルボタン
・カメラ
・レベリングシステム
・wifiカメラ
・物理ボタン
・ホール型センサー
・FAG独自RTK基地局
・Bluetoothボタン
・ホイールアングルセンサー(低速調整)
・枕地旋回機能
・可変施肥機(散布マップ作成)
・Xlinks(ISOBUS非対応作業機でも制御可能)
ISOBUS対応
アップデート費用 無料 無料 無料
サポート体制 連携先の代理店によるチャット・電話などのサポート チャットサポート・遠隔サポート・訪問サポート フリーダイヤルコールセンター(平日9時-17時)
保証期間 2年保証 最大2年保証
※有償にて5年間延長保証にも対応。
1年保証
導入実績数 世界中で累計35万台以上(2025年6月時点)※1 世界中で20万台以上
国内で6,500台以上
(2025年6月調査時点)※2
記載なし

※1:参照元:AllynavAG公式HP(https://www.landingpage-synergy.com/Hs7mDRdM/
※2:参照元:FAG公式HP(https://www.fagcorp.com/voice