自動化技術が進化する現代、農業機械でも自動操舵システムが重要な役割を果たしています。農業機械の自動操舵を高精度かつ、安定的にするために搭載されているのが慣性計測装置(IMU)です。
慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)は、物体の加速度や角速度を計測するための装置で、これにより自動操舵システムは現在の位置情報や移動方向を把握することができます。
角速度センサー(ジャイロセンサー)3軸、加速度センサー3軸、そして温度センサーを備えた高度なユニットで構成されており、三次元空間内での直進運動と回転運動を正確に計測します。具体的には、加速度センサーがm/s²単位で並進運動を検出し、一方ジャイロセンサーが°/s単位で回転運動を検出します。
慣性計測装置(IMU)は高精度で高い安定性を誇ることから、農業機械以外にもさまざまなところで活用されています。
加速度センサー(ジャイロセンサー)は主に3種類で、それぞれ精度が異なります。精度の高い順に並べると、以下のようになります。
加速度センサー(ジャイロセンサー)の種類を知ることで、慣性計測装置(IMU)の精度を測ることができます。
慣性計測装置(IMU)は、農業機械などの動きを把握し、推測や制御を目的とするシステムです。また、出力データの誤差を低減させる能力に長けており、高精度なデータを提供することが可能です。
一方で、センサデバイスは物理的な状況や変化を電気信号などの情報に変換する装置のことを指します。センサデバイスは温度、圧力、湿度、距離、速度、明るさなどの多様な要素を測定することが可能です。
ただし、センサデバイスで出力されたデータは慣性計測装置(IMU)ほどの精度ではなく、性能については慣性計測装置(IMU)の方が優れているといわれています。
慣性計測装置(IMU)は精密な装置であり信頼性は高いものの、エラーを起こすこともあります。慣性計測装置(IMU)で考えられるエラーは以下の3つです。
エラーが起きてしまった場合は、取扱説明書に記載ある対応、またはメーカーや代理店へ相談が必要です。



※2025年8月29日調査時点。Googleで「自動操舵システム」と検索した結果の100位以内の公式HPの中から、日本国内で公表されているメーカーによる自動操舵システムの14製品の稼働速度を比較した最速値(編集チーム調べ)
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ALLYNAV
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FJDynamics
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トプコン
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| 製品名 | AllyNav AF302/AF305 自動操舵システム | FJD農機自動操舵システム | XD/AGS-2-SET・AES-35 |
| 初期費用 | 1,089,000円(税込)~ | 1,045,000円(税込)~ | 記載なし |
| 補正情報精度 | ≤±2.5cm | ≤±2.5cm | ±2~3cm |
| 速度 | 0.1~30km/h | 0.7km~12km/h (オプション:0.1km/h~) |
0.1km/h~25km/h |
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ALLYNAV
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FJDynamics
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トプコン
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|---|---|---|---|
| 対応可能経路 | ターン、直線、カーブ、曲線、Uターン、ピボット、90° | 直線、ピボット、平行カーブ、自動ターンA+ライン | 直進、枕地旋回、0.5m~小旋回性能(オプション) |
| オプション | ・リモコン&ハンドルボタン ・カメラ ・レベリングシステム |
・wifiカメラ ・物理ボタン ・ホール型センサー ・FAG独自RTK基地局 ・Bluetoothボタン |
・ホイールアングルセンサー(低速調整) ・枕地旋回機能 ・可変施肥機(散布マップ作成) ・Xlinks(ISOBUS非対応作業機でも制御可能) |
| ISOBUS対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
| アップデート費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
| サポート体制 | ★クライアント確認中★ | チャットサポート・遠隔サポート・訪問サポート | フリーダイヤルコールセンター(平日9時-17時) |
| 保証期間 | 2年保証 | 最大2年保証 ※有償にて5年間延長保証にも対応。 |
1年保証 |
| 導入実績数 | 世界中で累計17万台以上 (2025年6月調査時点)※1 |
世界中で20万台以上 国内で6,500台以上 (2025年6月調査時点)※2 |
記載なし |
※1:参照元:AllynavAG公式HP(https://www.landingpage-synergy.com/Hs7mDRdM/)
※2:参照元:FAG公式HP(https://www.fagcorp.com/voice)