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自動操舵システムってどんな機能を見ればいいの?

自動操舵の基本的な機能について紹介

ここでは、自動操舵システムを選ぶ際にチェックしたい4つの機能についてご紹介します。

速度

作業内容によって、適切な速度は異なります。特に速度が上がると掘り起こし等の作業が難しくなるため、「低速をきちんと制御できるかどうか」が気になる方は多いでしょう。

自動操舵システムの速度は、10km/h以上のものから、0.1km/h~25km/hのもの、0.07km/h~のもの、0.19~33.8(km/h)と幅広く対応するものまで、メーカーによって大きく異なります。どの程度の速度が必要かをよく考えてチェックしてみましょう。

補正精度

位置測位の誤差を補正して、精度を高める技術が発達したことで、高精度の補正が可能になってきています。

作業精度が上がればかぶせ幅が不要になるため、作業時間の短縮や燃料費削減が期待できます。また、ムラなく作業できる上、運転技術が未熟な人でも安心して作業することが可能です。

こちらもメーカーによって補正精度は大きく異なり、±20〜60cmのものから±2~30cmのもの、±2.5cmの高精度なものまでさまざまです。

クラウドシステム

クラウドとは、ハードウェアを購入したり、ソフトウェアをインストールしなくても、インターネット上にあるシステムを経由してさまざまな機能を使えるサービスのこと。

クラウド対応の自動操舵システムなら、バージョンアップなども自動で行ってくれるため、常に新しいバージョンのサービスを利用することが可能です。

また、作業データを専用マイクロソフトクラウドに保管、共有もできるので、データを活用しながら農場管理が簡単に行えます。

ISOBUS対応

ISOBUSとは、情報通信のための国際規格です。

近年の農業機械は電子制御化が進んでおり、トラクターの走行速度(車速)に合わせて作業機の動作を制御したり、作業機の設定情報を記憶するなど、これまで人のスキルや勘に頼っていた作業を自動的に行えるようになっています。

こうした情報通信を、世界中のどのメーカーの農業機器同士でも確実に行なえるようにするために整備されたのがISOBUSです。

ISOBUSに対応している自動操舵システムなら、違うメーカーのトラクターや作業機でも組み合わせて使用することが可能です。

アフターサポートも要確認

初めてのシステム導入なら特に、サポート体制は重視したいところです。メーカーによって、遠隔サポートのみ、コールセンターのみ、訪問サポートまで行ってくれるなどサービス内容はさまざまです。

導入相談や取り付けサポートなどはもちろん、トラブル時に対応に対応してくれるかどうかもよく確認してみましょう。

各メーカーの性能を一斉調査

こちらのページでは、編集部が厳選した自動操舵システムメーカー12社について、システムの機能やアフターサポート体制などを一覧でご紹介しています。導入を検討する際は、ぜひ参考にしてみてください。

THREE SELECTIONS
日本で認知度の高いメーカー3社を紹介
初めての導入でも安心のメーカーとして、2023年1月時点日本でよく検索されている、認知度の高い自動操舵システムメーカーTOP3をピックアップしました。
認知度の高いメーカーを選ぶことで、「補助金対象になる可能性が高い」「YouTube に情報が豊富にあり、いざというときも調べられる」「誰もが導入しやすい製品」というメリットがあるため、特に初めて導入する方はおすすめです。
これら3メーカーには、「選ばれる理由」があります。ぜひ参考にしてみてください。
低価格
選ばれている

FJDynamics

FJDynamic
画像引用元:FAG公式HP
(https://www.fagcorp.com/fjd-smart-kit)
特徴
  • 99万円~(税込)(※1)と業界トップレベルの安さだから、世界で2万台の導入実績(※2)を誇る。
  • 年数回の機能アップデートが無料で、常に最新の機能を搭載できる。

代理店公式HPから
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安定性
選ばれている

ニコン・トリンブル

ニコン・トリンブル
画像引用元:ニコン・トリンブル公式HP
(https://www.nikon-trimble.co.jp/info/news_detail.html?infoid=149)
特徴
  • 独自の位置情報補正システムで、電波が不安定な場所でも使用可能
  • 補正情報バックアップ機能搭載によりネットワーク切断後20分間継続作業が可能

公式HPから
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汎用性
選ばれている

トプコン

トプコン
画像引用元:トプコン公式HP
(https://www.topcon.co.jp/positioning/products/product/agri/TOPCON_Ag-system_merit_J.html)
特徴
  • 生育センサー搭載で、作物の状態に合わせて散布機での肥料量を自動調整(※3)できる。
  • スマート農業促進が評価され「2021 年度ロボット大賞」受賞(※4)

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2022/11/24時点、Googleで「自動操舵システム」と検索し、表示された自動操舵システムメーカーと、農林水産省公式HP(https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/forum/R2smaforum/mattingu/system.html)に記載されているメーカー11社の中から、2022年10月時点、「社名 自動操舵」というキーワードをGoogleキーワードプランナーで調べた結果、月間検索数が多かったメーカー上位3社を認知度が高いメーカーとして紹介。

(※1)別途代理店による取付費用10万円(税込)~。業界トップレベルの安さとは、当サイト編集チームが11メーカーを調べた結果最安値だったため。
(※2)2023年1月調査時点
(※3)オプション機能。
(※4)参照元:ロボット大賞公式HP(https://robotaward.jp/archive/2020/)

3大メーカーがまるわかり
機能早見表
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製品名 FJD農機自動操舵システム ・Trimble GFX-750+Autopilot Motor Drive or EZ-Pilot Pro
・Trimble GFX-350+Autopilot Motor Drive or EZ-Pilot Pro
XD/AGS-2-SET・AES-35
初期費用 99万円(税込)
取付10万円~(税込)
2,500,000円前後(税不明) 記載なし
補正情報精度 ≤±2.5cm ±2~3㎝
作業により±15~30㎝、±20~30㎝の場合もあり。
±2~3㎝
速度 0.7km~12km/h
(オプション:0.1km/h~)
0.1km/h~
※EZ-Pilot Proは1.6km/h以上で自動操舵をサポート
0.1km/h~25km/h
FJDynamics
ニコン・トリンブル
トプコン
対応可能経路 直線、ピポット、平行カーブ、自動ターンA+ライン 自動旋回機能(オプション) 直進、枕地旋回、0.5m~小旋回性能(オプション)
オプション ・wifiカメラ
・物理ボタン
・ホール型センサー
・FAG独自RTK基地局
・Bluetoothボタン
自動旋回機能 NextSwath ・ホイールアングルセンサー(低速調整)
・枕地旋回機能
・可変施肥機(散布マップ作成)
・Xlinks(ISOBUS非対応作業機でも制御可能)
ISOBUS対応
アップデート費用 無料 無料 無料
サポート体制 チャットサポート・遠隔サポート・訪問サポート 購入者専用サイトにて対応 フリーダイヤルコールセンター(平日9時-17時)
保証期間 最大2年保証
※有償にて5年間延長保証にも対応。
3年保証
※有償にて5年間延長保証にも対応
1年保証
導入実勢数 世界中で2万台以上
国内2000台
(2023年1月調査時点)
累計販売台数1万台突破
(2023年1月調査時点)
記載なし