こちらのページでは、自動操舵付きトラクターを販売しているメーカーについて紹介しています。どのようなメーカーが販売を行っているのかをチェックしてみましょう。
また、既存の農機具に取り付ける「自動操舵システム」という製品があります。 ロボットトラクターよりも費用を抑えられることから、後付け式の自動操舵システムのメリットについてもまとめていますので、併せて検討してみてください。
農業の発展につながる機械を提供、さらに社員の3分の2がアフターケアに従事する点が特徴の日本ニューホランド。
同社の提供するインテリステアは高い精度での作業が可能。自社開発の農機具と自動操舵システムを使用するため、安定性が高く、超低速での稼働も行えます。
トラクターや田植え機、コンバインをはじめとする農業機械を製造する井関農機。同社は愛媛県に本社を置く1926年創業の企業で、農機具の国内大手メーカーのひとつとして知られています。
同社では「ロボットトラクタ TJV-MIシリーズ」や「ジアスNTA5シリーズ直進アシスト仕様」「RESPA RTS20/25」「さなえPRJ8」といった自動操舵付きトラクターを製造、開発しています。
クボタは国内大手の農機具メーカーとして知られる企業です。「トラクターといえばクボタ」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。日本国内のみならず、世界中で愛用されるトラクターを提供している点も同社の特徴といえるでしょう。
クボタでは「アグリロボトラクター」や「sligger GSシリーズ」「NB21 GS」「アグリロボNW8SA」「NW10S/NW6S/NW8S」といった自動操舵付きトラクターを提供しています。
農機具はもちろんのこと、ヤンマーは非常に幅広い領域を対象としている点が特徴となっており、エネルギー関連や建設機械、クルーザーなどのマリンプレジャーなども手がけています。農機具においても国内で大きなシェアを誇っていますが、地域差もあるといわれており、ヤンマーに強い地域においては農家のほとんどがヤンマー製の農機を使用している、といったケースもあるようです。
同社もさまざまな自動操舵付きトラクターを提供しており、「オートトラクター(有人)YTシリーズ」や「直進アシストトラクター YT3Rシリーズ」「オート田植え機 YR8D」「直線アシスト田植え機 YR-DAシリーズ」などがあります。
「自動操舵システム」とは、トラクターなどの車両にて活用されているものです。ハンドルを自動制御することによって、設定された経路を自動で走行することができる点が特徴で、さまざまな製品が販売されています。
自動操舵システムを用いた場合、自動で精度の高い作業が可能になることから、長い直線操作が必要な時なども作業が楽に行えます。作業者の負担を減らすことにも繋がりますし、あまり農機の扱いに慣れていない場合でも、熟練者と同じような精度やスピードで作業を行うことができるといった特徴があります。さらに、精度が高い作業が可能であることから作業の重複幅が減少し、同じ時間の作業でも作業面積を増やすことにも繋げられます。
この自動操舵システムには、後付けできるものも販売されています。こちらのタイプは、現在使用している農機に取り付けることによって自動操舵が行えるようになります。
後付け式自動システムは、ロボットトラクターといったように初めから自動操舵の機能を備えている農機と比較すると、費用を抑えられる点がメリットといえます。低コストで自動操舵システムを導入したい、と考えている場合には、後付けの自動操舵システムの導入を検討してみることがおすすめです。
また、価格を抑えながらも高性能なシステムが多くリリースされている点も、後付け式自動操舵システムの特徴となっていますので、機能と料金について比較しながら選択すると良いでしょう。
それぞれの自動操舵システムによって対応している機能が異なることから、それぞれのニーズに合わせて必要な機能を選んで搭載することができる、という点もメリットのひとつとなっています。設定された経路を自動走行したり、自動で施肥量のコントロールができる製品などもあります。
このように、各システムを見比べた上で自分が行いたい作業・必要な作業ができるものを選択することが可能です。
後付け式の自動操舵システムは、「既存のトラクターに取り付けて使用できる」という点も非常に大きなメリットです。既存の農機を簡単に自動化できることから、費用を抑えることにも繋げられます。また、システムによっては新旧機種に対応できるため、旧型のトラクターや田植機も自動操舵対応にすることができます。
さらに付け替えも簡単に行えるため、既存の農機が複数ある場合には使い回すことも可能。さまざまな農機に付け替えを行うことによって、例えば田植えや農薬散布、耕起といったように、多くの農作業に活用できるという点も、後付けの自動操舵システムが持つ特徴のひとつです。
2022/11/24時点、Googleで「自動操舵システム」と検索し、表示された自動操舵システムメーカーと、農林水産省公式HP(https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/forum/R2smaforum/mattingu/system.html)に記載されているメーカー11社の中から、2022年10月時点、「社名 自動操舵」というキーワードをGoogleキーワードプランナーで調べた結果、月間検索数が多かったメーカー上位3社を認知度が高いメーカーとして紹介。
(※1)別途代理店による取付費用10万円(税込)~。業界トップレベルの安さとは、当サイト編集チームが11メーカーを調べた結果最安値だったため。
(※2)2023年1月調査時点
(※3)オプション機能。
(※4)参照元:ロボット大賞公式HP(https://robotaward.jp/archive/2020/)
FJDynamics
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ニコン・トリンブル
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トプコン
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製品名 | FJD農機自動操舵システム | ・Trimble GFX-750+Autopilot Motor Drive or EZ-Pilot Pro ・Trimble GFX-350+Autopilot Motor Drive or EZ-Pilot Pro |
XD/AGS-2-SET・AES-35 |
初期費用 | 99万円(税込) 取付10万円~(税込) |
2,500,000円前後(税不明) | 記載なし |
補正情報精度 | ≤±2.5cm | ±2~3㎝ 作業により±15~30㎝、±20~30㎝の場合もあり。 |
±2~3㎝ |
速度 | 0.7km~12km/h (オプション:0.1km/h~) |
0.1km/h~ ※EZ-Pilot Proは1.6km/h以上で自動操舵をサポート |
0.1km/h~25km/h |
FJDynamics
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ニコン・トリンブル
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トプコン
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対応可能経路 | 直線、ピポット、平行カーブ、自動ターンA+ライン | 自動旋回機能(オプション) | 直進、枕地旋回、0.5m~小旋回性能(オプション) |
オプション | ・wifiカメラ ・物理ボタン ・ホール型センサー ・FAG独自RTK基地局 ・Bluetoothボタン |
自動旋回機能 NextSwath | ・ホイールアングルセンサー(低速調整) ・枕地旋回機能 ・可変施肥機(散布マップ作成) ・Xlinks(ISOBUS非対応作業機でも制御可能) |
ISOBUS対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
アップデート費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
サポート体制 | チャットサポート・遠隔サポート・訪問サポート | 購入者専用サイトにて対応 | フリーダイヤルコールセンター(平日9時-17時) |
保証期間 | 最大2年保証 ※有償にて5年間延長保証にも対応。 |
3年保証 ※有償にて5年間延長保証にも対応 |
1年保証 |
導入実勢数 | 世界中で2万台以上 国内2000台 (2023年1月調査時点) |
累計販売台数1万台突破 (2023年1月調査時点) |
記載なし |